2018年11月11日(日) マタイ23章1-12節 行い、守りなさい


だから、彼らが言うことは、すべて行い、また守りなさい。しかし、彼らの行いは、見倣ってはならない。言うだけで、実行しないからである。(マタイ23:3)

 主イエスは群衆と弟子たちに大切なことを教えておられます。律法学者たちやファリサイ派の人びとは律法に精通していました。彼らの信仰の熱心は称賛に値しますが、主イエスはユダヤ社会の主流である律法学者たちとファリサイ派の人びとの行いについて叱っておられます。

 その理由が4節から7節に記されています。彼らの信仰に対する熱意が残念ながら神の御心に適いませんでした。それで、主イエスは自分に従っている群衆と弟子たちに向かってこう勧めておられます。「彼らが言うことは、すべて行い、また守りなさい。しかし、彼らの行いは、見倣ってはならない」と。

 律法学者たちやファリサイ派の人たちが「言うこと」とは何でしょうか。それは「律法と預言者の言葉」であり、旧約聖書に書かれていることです。しかし、残念なことですが、彼らは御言葉どおりには行えていませんでした。主イエスは群衆と弟子たちに聖書に記録されたとおりに行うことを求めておられます。

 キリスト者なら、神の言葉を重要視し、御言葉どおりに行うことが大切です。