2018年9月22日(土) ルカ6章 選ばれた12人


そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。朝になると弟子たちを呼び集め、その中から12人を選んで使徒と名付けられた。(ルカ6:12-13)

 主イエスは山の上で祈って夜を明かされ、その後に12人の弟子たちを選び、使徒と名付けられました。

 選ばれた12人の名簿を見ますと、彼らは特別なエリートではなく、ごく普通の、またさまざまな違いを持つ人たちであったことがわかります。ペトロのような積極的な人もいれば、トマスのような慎重派もいます。マタイはローマ人に仕える徴税人でしたし、熱心党のシモンはローマに逆らって武力行使も辞さない過激派でした。そういう違いを持つ12人が、ただ主イエスに選ばれ愛されている者たちとして召し出されました。彼らは、主イエスを信じ愛するというということにおいて一致して共に歩む中で、互いに愛し合い仕え合うことを学んでいきました。

 それぞれの教会に集められている私たちもさまざまな違いがありますので、一つ間違えばバラバラになる危うさがあります。しかしそのような私たちが共に十字架の主イエスを見上げることで一致するとき、違いは豊かさとなります。私たちは一つにされてキリストの体を形作り、世に遣わされて行くのです。