2018年5月19日(土) イザヤ51章 絶えることのない主の恵みの業


天に向かって目を上げ
下に広がる地を見渡せ。
天が煙のように消え、地が衣のように朽ち
地に住む者もまた、ぶよのように死に果てても
わたしの救いはとこしえに続き
わたしの恵みの業が絶えることはない。(イザヤ51:6)

 「立ち上がれ、エルサレム。主の手から憤りの杯を飲み、よろめかす大杯を飲み干した都よ」(17節)。神に対する背信のゆえにバビロン捕囚という神の憤りの杯を飲まなければならなかったイスラエルに、新しい慰めのメッセージが与えられました。エルサレムが再建され、再び喜びと楽しみが与えられます。主はおっしゃいます。「わたしの憤りの大杯を、あなたは再び飲むことはない」(22節)。

 51章はさらに大きな恵みの御業を告げています。「諸国」、「島々」とあるように、世界的な広がりが示されます(5節)。「荒れ野をエデンの園とし、荒れ地を主の園とされる」とあり、創造の世界の回復も示されています(3節)。たとえ天地がなくなっても、「わたしの救いはとこしえに続き、わたしの恵みの業が絶えることはない」のです。

 この救いと恵みの業が、今や主イエス・キリストによって始められています。私たちはなお罪に苦しみますが、主が私たちを贖い出してくださっているのであり、喜びと楽しみ、そして感謝の歌へと導かれています。永遠の救いの完成を目指して、きょうも主の恵みのうちを歩みましょう。