2018年4月2日(月) 創世記25章 神の救いの確かさ


「二つの国民があなたの胎内に宿っており
二つの民があなたの腹の内で分かれ争っている。
一つの民が他の民より強くなり
兄が弟に仕えるようになる。」(創世記25:23)

 ヤコブと双子の兄エサウが母の胎内にいるとき、神は母リベカに、兄が弟に仕えるようになるとお告げになりました。これはアブラハムからイサクに受け継がれた神の契約の祝福を、弟ヤコブが受け継ぐことを意味します。

 二人が成長したある日、ヤコブは狩りから帰ってきた空腹の兄エサウから、自分が作った煮物と引き換えに長子の権利を譲らせることに成功します。エサウは神の契約を軽んじました。

 しかしヤコブが契約を受け継ぐにふさわしい人物だったかというと、そうではありません。ヤコブは神の契約の祝福を、兄の空腹と弱さにつけこんで手に入れようとするずる賢い人間でした。それにもかかわらず神はヤコブを選ばれました。選ばれた理由はヤコブ自身にはありません。ただ神の自由なご意志によるのです。

 私たちが神によって救いの恵みを受け継ぐ者とされたのも同じです。ただ神のご意志によるのです。だからこそ私たちの救いは確かです。だからこそ私たちは一切を神の栄光に帰し、神を賛美します。主の御名をほめたたえようではありませんか。