2018年3月24日(土) 創世記24章 神が合わせてくださる結婚


「天の神である主は、わたしを父の家、生まれ故郷から連れ出し、『あなたの子孫にこの土地を与える』と言って、わたしに誓い、約束してくださった。その方がお前の行く手に御使いを遣わして、そこから息子に嫁を連れて来ることができるようにしてくださる。」(創世記24:7)

 アブラハムへの祝福が約束の子イサクへと受け継がれるときが、近づいてきました。その備えとして、アブラハムはイサクの結婚を段取ります。

 アブラハムの出した条件は、カナンの娘ではなく、彼の一族のいる故郷の娘であること。また、イサクが故郷に戻るのではなく、故郷を離れて嫁いでくる決心ができる娘であることです。

 アブラハムは、イサクの結婚相手を探す中で、自分が神の導きにより故郷を出てきたことを思い起こしています。自分がその決断をして本当に祝福されたので、同じ決断をして嫁いでくる娘は必ず神によって祝福される、とアブラハムは信じています。

 イサクの嫁探しは、アブラハムの年寄りの僕に託されました。彼は、故郷に着くとまず祈ります(12節)。相応しい娘、リベカと出会うと、「ひざまずいて主を伏し拝み」ます(26節)。そして、神は、リベカに速やかに故郷を離れる決心をも与えてくださいます。年寄りの僕を通して働いてくださったのは、神です。

 神の約束を受け継ぐ家庭が、神の働きにより起こされることを切に祈ります。