2018年3月18日(日) ヨハネ11章1-44節 このことを信じるか


イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」(ヨハネ11:25-26)

 主イエスがこれほど深く心動かされている姿を記す聖書箇所はおそらく他にありません。2回も「心に憤りを覚えた」とあるだけでなく、「涙を流された」ともあります。この主イエスのお姿からは、喜びも悲しみも私たちと同じように感じる人間となられた神の永遠の独り子であることが確認できます。主は私たちと同じ試練にも遭い、慰めてくださるお方です。ここでは愛する友ラザロの死に直面して、決して納得ができないお姿が記されています。

 そうです。創造主なるお方は、人が神に背いたがゆえに、死ぬ身となってしまったことを良しとなさいません。主イエスは、肉体の死を逃れられない私たちのために死の力を克服して、赦しとよみがえりの道を備えてくださいました。罪を贖うために身代わりとして己を差し出してくださいました。これが不可欠で唯一の救いの道です。救いの道があるって、なんと喜ばしいことでしょう!

 「わたしは…命である」とここで1回目におっしゃいます。14章でも重ねておっしゃいます。そしてラザロを生き返らせる前に聞かれます。「このことを信じるか」と。