2018年3月13日(火) 創世記14章 神からの祝福のみで生きる


アブラムはソドムの王に言った。 「わたしは、天地の造り主、いと高き神、主に手を上げて誓います。あなたの物は、たとえ糸一筋、靴ひも一本でも、決していただきません。『アブラムを裕福にしたのは、このわたしだ』と、あなたに言われたくありません。」(創世記14:22-23)

 ここには多くの王たちの名前が登場します。良い土地を選んだロトは、王たちの争いに巻き込まれ、財産を奪われ、捕虜となります。豊かさが一瞬の内に消え去るのは、今も昔も変わりがありません。

 主の祝福によって王たちと遜色ない勢力を持つまでに強くなっていたアブラムは、このとき、318人の従者を引き連れ、ロトを救い出しました。その際、ロトだけでなく連れ去られた住民すべて、また、ソドムとゴモラのすべての財産と食料も取り返しました。

 この勝利に際して、アブラムは取り返した財産にはいっさい手をつけませんでした。地上の王たちは、財産のため、私利私欲で戦います。しかし、アブラムはロトへの愛情によって戦場に向かい、勝っても戦争によって豊かになるのを潔しとしませんでした。アブラムに勝利と富を与えてくださるのは、主なる神です。

 私たちは、地上のすべての祝福は神から来ることを信じます。ですから、上手くいっている時こそ、どのような選択をすることによって、神のみに栄光を帰すことができるのかを、祈り求めます。