2017年12月22日(金) ローマ12章 憎しみから解き放たれる


「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。」悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。(ローマ12:20-21)

 「われらに罪を犯す者をわれらがゆるすごとく、われらの罪をもゆるしたまえ」と祈るとき、自分ではどうすることもできない怒りや悲しみを自分の心から神に引き受けていただくことができます。神はそのことをご存じで正しく裁いてくださいます。

 また、主イエスが深い愛で、私たちの罪を日々赦してくださっていることを思うとき、人を赦せない苦しみや憎しみから、主イエスの愛によって解き放たれ、心に神の平和を満たしていただくことができるのです。

 パウロもローマの信徒への手紙12章20節でこう書いています。「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。」主イエスご自身が、悪に負けず、かえって、善をもって悪に打ち勝たれたのです。

 主の愛と赦しによって、私たちも自分に対して罪を犯した人を赦し、神の前に心を清く保ちます。赦しという神の善により、人への憎しみという悪に、私たちは勝利することができるのです。