2017年11月19日(日) 1ペトロ1章 朽ちない種から生まれた者の共同体として


あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。(1ペトロ1:23)

 今週、私たちは、地上の家族とキリストの体という二つの家に属していることについて考えましょう。

 神の新しい家(オイコス)としての教会は、根底から新しくされた者の共同体として、神の主導で創造されました。神はこの家族の保証人です(エフェ1章9〜14節)。それゆえに、この家族という表象は、神が関係を持つお方であるという神の不思議さを私たちに何よりもまず教えてくれます。この神は民との契約の中に生き、憐れみ深く恵みに富んでおられます。聖書全体を通して神の継続的な契約が言及されています。この新たな誕生は、実の父・朽ちる種からではなく、朽ちることのない種から新たに生じました。

 神の主導権に基づいて、信仰者は新しい家、新しいアイデンティティ、新しい方向性を受け取ります。この新しい家では、この世で重要視されない人びとが歓迎されるのです。この新しい方向付けは、実の家族の絆を超越し、再解釈します(マコ3章31〜35節、マタ10章34〜39節)。したがって、教会は大きな一つの家族の一員であり、そこでは、皆がお互いに仕える者となるのです(ヨハ13章14節)。