2017年9月11日(月) 申命記6章 主への愛と畏れの中で生きる


あなたの神、主を畏れ、主にのみ仕え、その御名によって誓いなさい。(申命記6:13)

 神はご自身の御名が、私たちの生活のすべての領域で尊ばれ愛されることを要求されます。この要求つまり神の戒めこそ、教会とキリスト者に与えられる喜び、平和、慰めの保障です。神の戒めは、神が私たちの全生活に責任を負うという約束と一体だからです。律法は神の愛の証しです。

 「誓い」を巡る聖書とハイデルベルク信仰問答の教えは、神の民がどのように日々、言葉の生活を誠実に謙虚に営んでいるかへの、問いかけであり真剣な検証です。安易な約束で大切な隣人に失望を与えることが、どれほど多いことか。共に生きる信仰の友に身勝手な主張で不愉快な思いをさせたことが、幾たびあったか。省みて顔を伏せるほかありません。誠実さに欠けた言葉が、取り返しのつかない躓きを生んでしまったことも、伝道者としての苦い反省です。

 真実な言葉の生活は、主イエスの御名にしっかりと結び合わされることから生まれます。主イエスへの愛と畏れから、偽りのない交わり、欺かない言葉の歩みが始まります。何よりも礼拝を通して御言葉の恵みを受け、言葉の癒やし、言葉の再建を祈り求めます。御名が崇められますように。