2017年6月21日(水) 創世記17章 契約のしるし


あなたたち、およびあなたの後に続く子孫と、わたしとの間で守るべき契約はこれである。すなわち、あなたたちの男子はすべて、割礼を受ける。包皮の部分を切り取りなさい。これが、わたしとあなたたちとの間の契約のしるしとなる。(創世記17:10-11)

 主はアブラハムと契約を結ばれた時に、わたしは「あなたとあなたの子孫の神となる」(創17章7節)と言われました。神がわたしの神となってくださる。これが、主が結んでくださった契約において一番大切な部分です。

 主は、ご自分から結んでくださった契約により、私たちの神となってくださり、共にいてくださいます。そこで主は、続けてアブラハムに「だからあなたも、わたしの契約を守りなさい」と言われて、男子の包皮の部分を切り取る割礼の実行を指示されました。

 この「守る」とは、「保つ」、「大切にしっかり抱え込んでおく」という意味もあります。ですから、主が与えてくださった「契約」、私たちの神となってくださり、私たちと共にいてくださるというすばらしいプレゼントを大切に保存していることを示すしるしこそ、旧約時代の「割礼」なのです。

 割礼を受けるとは、神が立ててくださった契約により、他の何かと代えられない、人生で一番のプレゼントを手に入れ、それを封印して確かに持っていることを表すのです。

 主はこのようにして、私たちが神の祝福の中にいることを確認させてくださるのです。