2017年1月26日(木) ガラテヤ3章 律法を守ることのできないわたし


律法の実行に頼る者はだれでも、呪われています。「律法の書に書かれているすべての事を絶えず守らない者は皆、呪われている」と書いてあるからです。(ガラテヤ3:10)

 この世界に罪のない人は一人もいません。詩編の詩人が、「わたしは咎のうちに産み落とされ、母がわたしを身ごもったときも、わたしは罪のうちにあったのです」(詩51編7節)と告白しているように、アダムから生まれたすべての人間は、生まれながらの罪(原罪)を持っています。

 この生まれながらの罪の故に、人間は神の律法を正しく知ることも、正しく守ることもできなくなりました。どんなに自分は正しいことをしているように見えても、神の目から見た時、わたしも、あなたも日々、思いと言葉と行いにおいて律法違反の罪を犯しています。

 神はそうした私たちの罪を激しく怒り、裁きを下されます。「この律法の言葉を守り行わない者は呪われる」(申27章26節)とある通りです。私たち人間はすべて神の裁きによって滅んで当然の罪人です。

 しかし安心してください。神は律法の行いによってではなく、恵みによって、信仰によって生きる道を備えてくださいました。そのためにキリストご自身が律法の呪いを引き受けてくださったのです。