2017年1月25日(水) 詩編5編 神は罪を決して見逃されない


あなたは、決して
逆らう者を喜ぶ神ではありません。
悪人は御もとに宿ることを許されず
誇り高い者は御目に向かって立つことができず
悪を行う者はすべて憎まれます。(詩5:5-6)

 神は律法によって、人間がどのように生きるべきかを教えておられます。それによって、神はこの地上に正義と公平を実現し、私たちに祝福を与えようとしておられます。

 したがって、神は律法違反の罪を決して見逃されません。神は律法に背き、逆らう者を憎まれ、呪われます。なぜならば、律法に背き、悪を行っても、その罪を正しく裁くことができなければ、決してこの地上に神の正義と公平は実現しないからです。そうなったら、驕り高ぶる者、強い者の力が正義となり、弱い者、虐げられた者の救いは永遠に実現しません。

 ただ、私たち人間は、罪を正しく裁くことができません。なぜなら、罪を裁く人間もまた罪人だからです。罪の無い神だけが正しい裁きをすることができます。神はこの世においても永遠においても、律法違反のあらゆる罪を正しく裁かれます。

 神は虐げる者、悪を為す者への裁きを通して、地の貧しい人をすべて救われます。主はおっしゃいました。「わたしは必ず時を選び、公平な裁きを行う」(詩75編3節)。