2016年12月12日(月) アモス6章 主なる神が誓われる


主なる神は御自分を指して誓われる。
万軍の神なる主は言われる。
わたしはヤコブの誇る神殿を忌み嫌い
その城郭を憎む。
わたしは都とその中のすべてのものを敵に渡す。(アモス6:8)

 主なる神が誓いをなさるときは、ご自身よりも偉大な者がいないので、ご自身にかけて誓われます(ヘブ6章13節)。主は誓われることを、確実に実行されます。

 ここで主は北イスラエル王国をヤコブと呼び、その都にあるすべてのものを敵に渡すと誓われました。イスラエルが敵の手に渡されることは避けられません。

 イスラエルの人びとは、自分たちは神の民であるから、敵の手に陥落することなどないと思っていたことでしょう。しかし主は彼らの行いをすべて見ておられ、彼らが公平も真実も嫌い、弱者を踏みつけ、賄賂を取っていることをご存じです。そのような者たちへの裁きを、主はあえてご自身を指して誓われるほどに必ず実行されます。

 しかし主なる神がご自身にかけて誓って実行されることは、裁きだけではありません。主はアブラハムへの祝福を誓われました(ヘブ6章14節参照)。この約束は決して取り消されません。罪を裁かれる主は、その民の救いも、誓いによって必ず実現してくださいます。悔い改めて主に立ち帰る者を必ず赦してくださいます。