2016年12月4日(日) イザヤ9章 男の子誕生の予告


ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
権威が彼の肩にある。
その名は、「驚くべき指導者、力ある神
永遠の父、平和の君」と唱えられる。(イザヤ9:5)

 この箇所は、変えようのない過去や、確実に起こる未来を意味する完了形で書き記されています。前後関係からここは未来のことを言っています。

 この男の子が誰のことなのかで議論があり、王の即位式の歌だと考える人までいますが、多くの人は当時の人物ではなく、未来に到来する救い主の予告であると理解して来ました。

 「名」と言っているのは、名前そのものではなく、なされることに対してつけられる尊称・肩書きのことです。それにしても何という内容でしょうか。「驚くべき指導者」とは、誰の助言をも必要としない最高の指導者を指します。「力ある神」という言葉は、このみどり子が大能の神ご自身であられることを、驚きをもって表現しています。「永遠の父」は、このお方が、永遠に民の保護者であることを、最後の「平和の君」は平和を保つように統治されるお方であることを指します。

 イザヤ書の指し示す、このような救い主が生まれてくださるというすばらしいニュースです。心からの喜びと感謝をもって私たちもお迎えしようではありませんか。