2016年11月21日(月) ネヘミヤ13章 新しい契約


またわたしはレビ人に、身を清めて門を守り、安息日を聖とするように命じた。
わたしの神よ、このことについてもわたしを心に留め、あなたの大いなる慈しみによって、わたしを憐れんでください。(ネヘミヤ13:22)

 ネヘミヤ記は、再建された城壁の喜ばしい奉献式では終わりません。なお改革が必要だったことを、最後の章に記します。この章の出来事の正確な時期は分かりません。しかし、ネヘミヤがエルサレム不在の時に、神殿は汚され、安息日は守られず、禁じられていた異民族との結婚が行われていました。新しく歩み始めたはずなのに、また神に逆らうことをしてしまうのです。エルサレムに帰還したネヘミヤは、それらに対し断固たる処置をとります。

 イスラエルの民の歩みはいつもそうです。神の恵みによって新しく歩み始めたかと思うと、また神に逆らってしまう。それは一つには、人間の罪深さということがあるでしょう。それと共に神殿や律法に基づく改革には限界がありました。神に立ち帰り神と共に歩むためには、新しい契約が必要だったのです。

 主イエス・キリストの十字架と復活によって、神に立ち帰り、神と共に歩む新しい道が開かれました。キリストに依り頼むならば、大胆に神に近づき、神と共に歩めます。新しい契約の恵みの中を歩んでいきましょう。