2016年11月16日(水) ネヘミヤ11章 罪からの回復


民の長たちはエルサレムに住んでいた。ほかの民はくじを引き、10人のうち1人が聖なる都エルサレムに来て住み、残りの9人が他の町々にとどまるようにした。民は、進んでエルサレムに住むすべての人々を祝福した。(ネヘミヤ11:1-2)

 この章は、城壁再建後の住民のリストです。3節から19節までがエルサレムに住んだ人々のリストで、20節から36節までが他の町々に住んだ人々のリストです。エルサレムに住む者は、民の長たちのほか、くじを引いて10人のうち1人を選んだとあります(1節)。また、民は進んでエルサレムに住むすべての人々を祝福したとあります(2節)。エルサレムに住むことは、何か特別の意味があったようです。

 それ以外の人たちは、ユダのすべての町で、それぞれ住んだとあります。その地域は「キルヤト・アルバ」(25節)、「ベエル・シェバ」(27節)まで至ります。かつてヨシュアに率いられて、初めてカナンの地に入って行ったときのことを想い起こさせられる領域です。

 城壁が再建され、エルサレムは聖なる都(1節)とされ、神の民たちがそこを中心に、約束の地に広がって行く姿を見ることができます。バビロン捕囚から、着実に回復していくのです。

 神は、大きな罪からも、回復させてくださいます。