2016年7月4日(月) 歴代上8章 信仰の継続と継承の大切さ


ネルにはキシュが生まれ、キシュにはサウルが生まれ、サウルにはヨナタン、マルキ・シュア、アビナダブ、エシュバアルが生まれた。(歴代上8:33)

 8章はすべてベニヤミン族について記しています。33節にはイスラエルの初代の王であるサウルの名前が出てきます。そしてサウルの子たちの名前もありますが、彼らの名前の意味が興味深いのです。

 ヨナタンは「主なる神の賜物」、次男マルキ・シュアは「わたしの主なる王は救い」、三男アビナダブは「わたしの父は高貴」、四男エシュバアルは「バアルの人」という意味なのだそうです。長男と次男につけた名前を見ると、主への信仰のあついサウルであったことが分かります。

 しかし三男からは主に栄光を帰すのではなく、自分への賞賛に変わっています。四男に至っては異教の神バアルを賛美する名前になっているのです。初めの信仰を保てず、主から見離されてからのサウルは悲惨な生涯を終えます。あつき信仰を保ち続けることの如何に難しいことかと思います。

 信仰はたとえ、地味であっても、何よりも継続、そして次の世代への継承が大事であることを教えられます。