2016年4月7日(木) エフェソ4章 造り上げられる体


そして、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき、ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとな…るのです。(エフェソ4:11-13)

 パウロはキリストを教会の頭、教会をキリストの体であると語りました。教会は民族の違いを超えた一人の新しい人であるのです。

 パウロは、7節で、頭であるキリストがその体の一部である私たち一人一人に、キリストの賜物のはかりに従って、恵みを与えてくださっていると教えます。第1コリント12章でも、パウロは聖霊の賜物について教えており、そこではさまざまな賜物が挙げられています。しかし、きょうの御言葉のなかで挙げられているのは、どれも御言葉の務めに関するものです。それはおそらく、パウロが御言葉こそ体の動きを統制するものであると考えていたからでしょう。キリストは教会に御言葉の奉仕者を与えることにより、すべての聖なる者たちを奉仕にふさわしい者として整えられます。

 「教会」と聞くと、各個教会のことを考えられると思いますが、日本キリスト改革派教会全体も一つの教会と言えます。私たちの教会が神と人に仕える教会となるために、この『リジョイス』が豊かに用いられることを願っています。