2015年9月19日(土) マルコ6章 主イエスと共に出かけよう


それから、イエスは付近の村を巡り歩いてお教えになった。そして、十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず…と命じられた。十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。(マルコ6:6-9,12)

 主イエスは、十二人の弟子たちを二人ずつ組にして宣教に派遣されました。なぜ、主は、このようになされたのでしょうか。

 当時、一人よりも二人の証言のほうが確かで説得力があるとされていました(申19章15節)。私たちの宣教は、キリストの恵みを証言すること、証しすることです。単なる知識の伝達ではなく、私たちが見たこと、聞いたことを証しするのです。

 もう一つは、二人で行くのは助け合い、支え合うためでもありましょう。宣教は、孤独な業ではないことを主イエスはこのことによってお示しになられました。

 さらに大切なことがあります。主イエスは、「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいる」(マタ18章20節)と言われました。宣教は、教会を通してなされる神のお働きです。そして、私たちがこの宣教の働きをするときに、そこに主イエスが共にいてくださいます。「三つよりの糸は切れにくい」のです(コヘ4章12節)。伝道に絶好の秋の実りの季節を迎え、主イエスと共に福音を携えて出かけましょう。