2015年8月24日(月) サムエル上17章 主が戦い、勝利される


「わたしはお前が挑戦したイスラエルの戦列の神、万軍の主の名によってお前に立ち向かう。主は救いを賜るのに剣や槍を必要とはされないことを、ここに集まったすべての者は知るだろう。この戦いは主のものだ。」(サムエル上17:45,47)

 イスラエルの民は仇敵ペリシテ人と戦うことを余儀なくされました。そのとき、敵軍の代表戦士ゴリアトがイスラエルの前に立ちはだかり、豪語します。同じく代表戦士を立て、自分と一騎打ちをしろ、負けた方の国が奴隷になれ、というのでした。身長が3メートル近く、60キログラムほどの鎧を着けた怪力の巨人の前に、イスラエルは絶望し、風前の灯火でした。

 そのとき、ダビデが現れ、獅子や熊を撃退し、羊を守ったことを、サウルに告げます。サウルに送り出されたダビデは、ゴリアトが侮蔑したイスラエルの神の名によって戦い、主の助けの下、サウルが用意した武具・武器ではなく、羊飼いの武器である小石一発でゴリアトを仕留めました。その結果、イスラエルは完全に勝利します。

 ダビデとゴリアトの戦いは二国間の戦争以上に、根本的に各々の神(々)の間の戦いでした。ダビデの勝利はすなわち主の勝利です。神が今後ダビデを用いてイスラエルを守り、治められる時代の幕開けです。これは血肉の戦いではなく、主にある霊の戦いです(エフェ6章12節)。