2015年6月25日(木) 申命記18章 預言者が立てられる


あなたの神、主はあなたの中から、あなたの同胞の中から、わたしのような預言者を立てられる。あなたたちは彼に聞き従わねばならない。(申命記18:15)

 イスラエルの民が約束の地カナンへ入ることになると、様々な生活環境の変化が予想されます。彼らが他の神々を拝む習慣に惑わされることも考えられました。

 そこで主は、きめ細かな指導がなされるように、モーセのような預言者を立てようと決心されました。主がこのような預言者を立てようとされたのは、イスラエルの民に対する愛そのものでした。なぜなら、イスラエルの民が、モーセのような預言者の言葉に聞き従い、異教の習慣に惑わされないなら、主と共に歩み続けることになるからです。

 このモーセのような預言者こそが主イエス・キリストです(使3章22〜24節)。主イエスがこの世に来られ、十字架の死と復活を通してあらわされたのは、私たちに対する愛です。主イエスは、私たちが右にも左にも逸れることなく、いつまでも主イエスと共に生きていけるように、十字架の御業を成し遂げられたのです。

 この主イエスの愛の言葉、十字架の言葉に聞くことこそ、主の愛の中に留まることなのです。