2015年6月23日(火) 申命記16章 主が選ばれる場所で


男子はすべて、年に三度、すなわち除酵祭、七週祭、仮庵祭に、あなたの神、主の御前、主の選ばれる場所に出ねばならない。ただし、何も持たずに主の御前に出てはならない。(申命記16:16)

 旧約時代における祭りは、主の恵みと密接な関係があります。申命記16章に記された過越祭と除酵祭、七週祭、仮庵祭は、そのことをよくあらわしています。

 そこでは、「主がその名を置くために選ばれる場所」という言葉が共通して繰り返されています。それと共に、その場所に定められた通りのものを携え、定められた通りのことを行いなさいとも言われています。

 すなわち、旧約時代の祭りとは、主が選ばれる一つの場所に、主の民が日々の中で与えられた諸々の主の祝福を携え、そこで主にお会いする営みと言えそうです。その意味では、私たちの礼拝の営みもお祭りと言えます。

 主の祝福をただ喜び祝うこと。主を主として礼拝できる恵みに思いを向けること。その主に、今、私たちが生かされている恵みを思い起こすこと。礼拝の中心には、主の場所で、主の祝福を喜び祝う、ということがあります。

 きょうも私たちは、自らが主に喜ばれる聖なるいけにえとされている祝福を携え、主に新しく出会う信仰生活、礼拝へと踏み出していきます。主の恵みに感謝しつつ。