2015年6月17日(水) 申命記13章 主につき従う


あなたたちは、あなたたちの神、主に従い、これを畏れ、その戒めを守り、御声を聞き、これに仕え、これにつき従わねばならない。(申命記13:5)

 主から離れることは恵みから外れることにほかなりません。だからこそ、主に従うようにと繰り返し語られています。

 しかし、イスラエルを主から離そうと誘惑してくる者たちがいました。それは、しるしや奇跡を行うと自称する預言者や夢占いをする者(2節)、さらに、愛する家族や親友(7節)、約束の地で共に住む同胞(14節)でした。特に、親しい間柄の者たちから、「あなたの知らなかった他の神々に従」おう(3、7、14節)と誘われたなら、心が傾いてしまうことも考えられます。誘惑者は、敵のような顔をしているとは限りません。

 けれども主は、そのことも私たちの信仰を試し、主を愛するかどうかを知るためのものだと言われます(4節)。私たちの主は、民の心を知ることに強い熱意を示される神です。心引かれる者からの誘惑を超えて、私たち一人一人を恵みの中に留まらせようとする主の熱心をいつも覚えたいと思います。主なる神のみが、私たちをご自分の民とするために、恵み豊かな契約を結んでくださった真の王なのですから。