2015年4月19日(日) 詩編97編 魂を守ってくださる主


主を愛する人は悪を憎む。
主の慈しみに生きる人の魂を主は守り
神に逆らう者の手から助け出してくださる。
神に従う人のためには光を
心のまっすぐな人のためには喜びを
種蒔いてくださる。(詩編97:10-11)

 私たちは、朝、眠りの床より起き出て、夜再び、床に就くまで、否、眠っているときでさえも、生ける真の神の御手によって守られ、導かれています。にもかかわらず、私たちは、一日のうちの多くの時間を、生ける神の存在を忘れ、感謝を忘れて過ごしています。特に、物事が順調に進んでいるように思えるときはなおさらです。しかし、一旦、何かに躓いたり、予想もしなかった事柄に遭遇したりすると、あわてて、主を呼び求め、祈っている自分に気づかされるのです。

 「主の慈しみに生きる人の魂を主は守」ってくださり、「神に逆らう者の手から助け出してくださ」います。主に見守られているということは、さまざまな不慮の災難や試練に遭遇しないということではありません。たとえ、そのような中に置かれても、決して押し潰されることのないように心を照らし、神に従う、進むべき道を示してくださるということです。

 「神に従う人のためには光を」と言われる真の光であるイエス・キリストが、喜びの種を蒔き、先頭に立って私たちを導いてくださるのです。