2015年2月22日(日) 詩編91編 神に守られる者の幸い


主はあなたのために、御使いに命じて
あなたの道のどこにおいても守らせてくださる。(詩編91:11)

 詩人は、神に守られる者の幸いを賛美します。

 この詩編は、神に守られた者の信仰宣言に始まり、神の真実の約束の言葉で終わります(14〜16節)。主なる神への信頼の告白とその信頼に対する神の応答が歌われています。

 詩人は、信頼する神が信じる者をどのように守られるかを歌っています(3〜13節)。神は信頼する者を、親鳥が雛を守るように守ってくださいます(4節)。出エジプトの時、神はエジプトの民の長子をすべて撃たれました。しかし、イスラエルの民の子らは災いから守られました。荒れ野の40年、主なる神は民をお守りになりました。

 主を信頼する者が主の守りの中にあることを、詩人は主が遣わされた御使いが神の民のすべての道を守ると歌っています。御使いたちは主に信頼する者がつまずかないように守ってくれます。

 神の守りは、神の民が一途な信頼を寄せていることへの、神の応答です。天の「御使い」を送られるほど、個別的で行き届いたものです。神を信頼し、神との交わりに生きる者は、神の守りを約束されています。