2014年12月31日(水) 黙示録22章 わたしはすぐに来る


見よ、わたしはすぐに来る。わたしは、報いを携えて来て、それぞれの行いに応じて報いる。わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである。(黙示録22:12-13)

 ここまで黙示録は終末の幻について語ってきました。激しい迫害の中にあった教会に、キリストの勝利と「新しい天と新しい地」の到来を約束してきました。

 その日がいつ来るのかは、教えられていません。しかし黙示録は、「わたしはすぐに来る」という主イエスの再臨の約束を記しています。それもただ来られるのではありません。「報いを携えて」来られます。ローマ帝国の迫害の中で、最後まで信仰を守りとおした信仰者に対して、主イエスは永遠の安らぎと輝かしい栄光を携えて来られます。

 私たちが自分の力や功績で主のもとに行かねばならないとしたら、誰も主のもとに行くことはできません。それほど、私たちの罪は大きいのです。だからこそ神は主イエスを世に遣わしてくださったのであり、再び終末の日に遣わしてくださるのです。

 主イエスは22章で三度、「わたしはすぐに来る」とおっしゃいました。それは、必ずそのことを実現させるという強いご意志の表れです。主イエスを信じる私たちは、「報いを携えて来てください」と、希望を抱いて最後まで祈り続けます。