2014年12月27日(土) 黙示録19章 主の正義が実現する日


そして、わたしは天が開かれているのを見た。すると、見よ、白い馬が現れた。それに乗っている方は、「誠実」および「真実」と呼ばれて、正義をもって裁き、また戦われる。この方の口からは、鋭い剣が出ている。諸国の民をそれで打ち倒すのである。(黙示録19:11,15)

 ヨハネは幻の中で白馬に乗った騎手の出現を見ました。そのお方こそ主イエス・キリストです。主イエスは誠実、真実なお方であり、正義をもって悪を裁き、悪と戦うために、再びこの世界に来られます。

 ローマの権力者たちの悪政と迫害の前に、正義と良心の自由は踏みにじられ、抵抗する信仰者たちは虫けらのように殺されていきました。ヨハネはそうした現実を見てきました。しかし、権力者たちがどれほど絶大な力を持っていても、彼らには体は殺せても、決して信仰者の魂を殺すことはできません(マタ10章28節)。

 獣と地上の王たちは軍事力に頼り、主イエスに敵対しようと集まります(19節)。けれども、彼らこそ、終末の日、主の口から出ている鋭い剣によって打ち倒され、滅ぼされます(15、21節)。

 「口から出ている剣」とは神の言葉のことです。主イエスは、悪に打ち勝ち、正義を実現するため教会に御言葉を与えられました。御言葉こそ信仰者の霊の武具です。主の再臨と勝利を信じ、私たちも御言葉の剣を持って戦います。