2014年11月1日(土) ガラテヤ4章 神によって立てられた相続人


ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神によって立てられた相続人でもあるのです。(ガラテヤ4:7)

 私たちが神を呼ぶ時、「父なる神様」と呼びます。これはどれだけ大きな恵みなのでしょうか。

 パウロは、ここで私たちに、「あなたは奴隷ではなく、神の子である」と力説しています。そして、その「神の子」が何を意味するのかと言うと、「神の相続人」です。神の御子イエス・キリストが神から相続するすべてを、私たちもキリストと共に相続することができます。罪深い私たちがイエス・キリストの贖いによって罪赦され、そして神の子とされ、神を「アッバ、父よ」と呼ぶことができる大きな恵みに生かされていることを決して忘れてはいけません。

 ガラテヤ教会の人びとは、この恵みに与っていながらもその恵みから離れて律法のもとに戻ろうとしていました。私たちもそうなる可能性があります。イエス・キリストを信じてもちっとも状況が変わらないと感じたり、信仰をもったときの初めに覚えた幸福感が薄れて、習慣的な信仰になってしまったり…。

 神を父と呼ぶことがどれだけ大きな祝福であるのかをもう一度思い起こし、きょうが感謝と喜びの中で過ごす一日となりますように。