2014年10月25日(土) ガラテヤ1章 イエス・キリストの啓示による福音


兄弟たち、あなたがたにはっきり言います。わたしが告げ知らせた福音は、人によるものではありません。 わたしはこの福音を人から受けたのでも教えられたのでもなく、イエス・キリストの啓示によって知らされたのです。(ガラテヤ1:11-12)

 キリストの福音が変質された形で教会に入り込むことは、昔あったことですし、今日でも起っています。

 ある人びとは、聖書に記されている福音の真理をあるがまま伝えることなく、自分の都合に合わせたり、人の気に入られようとして変えたりしました。ガラテヤ教会もそのような異質な教えに染まっていました。パウロはそのようなゆがみを強く警戒し、他の福音はなく、ただイエス・キリストの啓示による福音のみが存在していることを力説しています。

 現代のキリスト教会もしばしば、変質した福音によって惑わされています。イエス・キリストの啓示によらず、目の前の指導者の言葉を絶対的な真理として受け入れてしまうこともあります。しかし、福音の真理は特定の人の言葉にあるのではなく、神の言葉である聖書に、またその聖書を体系的に記し告白してきた信仰の告白(ウェストミンスター信仰基準)に支えられています。

 神の言葉である聖書を徹底的に重んじ、そこに記されているイエス・キリストによる福音のみを受け入れ、それに従って生きる我々の信仰生活でありますように、努めていきたいと思います。