2014年8月13日(水) エレミヤ25章 立ち帰ることを激しく求められる主


見よ、わたしはわたしの僕バビロンの王ネブカドレツァルに命じて、北の諸民族を動員させ、彼らにこの地とその住民、および周囲の民を襲わせ、ことごとく滅ぼし尽くさせる、と主は言われる。(エレミヤ25:9)

 エレミヤは、これまで23年間、主の言葉を民に語り聞かせてきました。それだけでなく、主は「僕である預言者たち」(4節)を絶えず遣わして、「他の神々に従って行くな。彼らに仕え、ひれ伏してはならない」(6節)と警告されました。しかし、民は主に従いませんでした。

 それゆえ、主は「わたしの僕バビロンの王ネブカドレツァル」に命じて、エルサレムを廃虚とされます。これは主がバビロンに敗北されたということではありません。主が全世界の支配者として、主の裁きを僕ネブカドレツァルに実行させたのです。

 現代に生きる私たちは、「他の神々」に仕えているという感覚を持っていないかもしれません。しかし、自分が何に最も多くのお金や時間を費やし、何に最も心を割いているかを考えれば、自分が何に仕えているのかが分かります。

 主は、ご自身の民に徹底的な裁きを下されました。ただし、その期間は70年であり、それが終わるとバビロンを罰して、民を回復されます。主は、民が立ち帰って離れず、永遠に主と共にあることを望まれます。