2014年6月8日(日) 使徒2章 イエスこそキリスト


「だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」(使徒2:36)

 聖霊が注がれると使徒たちは力に満たされ、主イエスの復活の証人として語り、また生活していきます。2章から7章では、エルサレムにおける証言と生活とが記されていきます。

 ユダヤ三大祭の一つである五旬節のとき、使徒を代表してペトロは、祭りのために天下のあらゆる国から帰国した人びとへ、主イエスの復活の事実とその意義とを証言します。十字架の死から復活した主イエスこそ、神が預言者たちを通して約束されたキリストに他ならないと。

 第一巻すなわちルカ福音書では、イエスは幾度もご自分の苦しみの死と復活につき、使徒たちに教えます。けれども側近の使徒たちでさえ、その意味が全く理解できなかったのです(18章31〜34節)。使徒たちのために復活の主イエスが務めたことは、復活の事実を示すこと、及びモーセ・預言者・詩編つまり聖書全体から、主キリストはイエスに他ならないと解説することでした(ルカ24章27,44節)。私たちも聖書に教えられ、イエスは罪の贖いを完成し、天地すべての権威をもつ主であると、信じ告白して参りましょう。