2014年4月22日(火)列王上18章 心を元に返してくださる神


「わたしに答えてください。主よ、わたしに答えてください。そうすればこの民は、主よ、あなたが神であり、彼らの心を元に返したのは、あなたであることを知るでしょう。」(列王上18:37)

 預言者エリヤは、たった一人で、450人ものバアルの預言者たちとの戦いに勝利をおさめました。この戦いを通して、主なる神こそ、まことの神であられることを証明して見せたのです。

 また、この戦いは、神から心が離れていたイスラエルの民の心を、もう一度、神の元に返す目的がありました。人びとは、異教の神々を持ち込み、これを拝むように強要したアハブ王や妻イゼベルの権力の前に、恐れを抱きました。そして、主なる神に対する信仰を貫くことができませんでした。

 エリヤが、人びとに、「いつまでどっちつかずに迷っているのか」(21節)と、たしなめたように、私たちも、神を知りながら、偶像の神々に惑わされます。神から引き離そうとする力の前に、怖じ気づき、主に従う一歩を踏み出す勇気が湧いてこないこともあります。

 しかし、神は、エリヤの祈りに応えてくださいました。神から離れようとする心を元に返してくださったのです。ですから、私たちが恐れの中にあったとしても、神が私たちの心を整えてくださることを信じ、祈り続けます。