2014年4月14日(月)列王上13章 主の言葉に従って


「あの人が、主の言葉に従ってベテルにある祭壇とサマリアの町々にあるすべての聖なる高台の神殿に向かって呼びかけた言葉は、必ず成就するからだ。」(列王上13:32)

 北イスラエルの王ヤロブアムは、エルサレム神殿に対抗してダンとベテルに金の子牛の像を作り、神が忌み嫌われる偶像礼拝を行いました。

 そのヤロブアムに対する裁きが、主の言葉に従う神の人によって告げられます。その預言はダビデの家に生まれる後のヨシヤ王がこの祭壇を破壊するとの預言でした。それは列王記下23章で成就します。このように警告することにより、神はヤロブアムに悔い改めを求めました。しかし、ヤロブアムは悪の道を離れませんでした。

 他方、神は神の人に飲食を禁じていましたが、彼は帰る途上で老預言者に欺かれて命を落とします。理不尽にも思える最期です。飲食は親しい交わりを意味します。神は裁きを告知した町との交わりを禁じました。老預言者は神の人を欺いて神の裁きを撤回させようとしたのでしょう。

 神の人の最期を見て、神の意志の変わらないことを老預言者は悟りました。また、神の人は、自らの死をもって、神の言葉が必ず成就することを表しました。裁きの言葉を聞くとき、悪の道を離れる以外に赦しはありません。