2014年3月27日(木)列王上4章 海辺の砂のように


ユダとイスラエルの人々は海辺の砂のように数が多かった。彼らは飲み食いして楽しんでいた。(列王上4:20)

 ソロモンは父ダビデの王座を継ぎ、全イスラエルの王となりました。その王の下で、新しい世代の者たちが、祭司や書記官、軍の司令官などの高官となりました。そして、ソロモンはイスラエル全国に12人の知事を置くという新しい統治制度を定めました。

 このようにして、ソロモンは新しい王としてイスラエルの国を統治しました。その結果、国は富み、民の数は増し、「海辺の砂のように」多くなりました。これはかつて、主なる神が父祖アブラハムに与えられた恵みの約束の成就なのです(創22章17節)。

 また、その民の生活は豊かで、彼らは「飲み食いして楽しんで」いました。これもまた神の恵みによるものです。ソロモンが神の民の王として、神を畏れ尊び、神の前に正しく歩むことで、民はそのような神の恵みを受け、それを楽しむことができたのです。

 そのような神の恵みは、今私たちにも豊かに注がれています。キリストによって私たちも神の民とされ、キリストを真の王として仰いでいるからです。ですから、私たちも、神の恵みを楽しみ、神の前に喜んで歩みましょう。