2014年2月25日(火)レビ26章 不従順と従順


わたしは彼らの先祖と結んだ契約を、彼らのために思い起こす。彼らはわたしがその神となるために、かつて国々の目の前でエジプトの国から導き出した者である。わたしは主である。(レビ26:45)

 26章で主は、民の従順には多くの点で豊かに祝福を与えることを約束されます(1〜13節)。他方、不従順には大変厳しい罰をいろいろな領域で与えることを明言されます(14〜39節)。しかし、アブラハムやイサクなど、彼らの先祖と結んだ契約を決してお忘れにならないことを主は語られます(40〜45節)。全体を貫いているのは、主とイスラエルとの契約です。

 不従順に対する厳しい罰を思うと、信仰が薄く、頑なな所が自分に多いことを知っている私たちには、正直なところ、身のすくむ思いがします。

 しかし、主の御名はほむべきかな!今やイスラエルの先祖とは比較にならない遥かに優れた契約の仲保者キリストのゆえに(ヘブ8章6節)、神は驚くほど憐れみ豊かであられます。まさに「憐れみ深く、恵みに富み、忍耐強く(原意=怒るのに遅く)、慈しみは大きい」方です(詩103編8節)。何という慰めでしょう!ですから、私たちも一層従順でありたいと思います。