2014年2月22日(土)2テサロニケ1章 招きにふさわしく


このことのためにも、いつもあなたがたのために祈っています。どうか、わたしたちの神が、あなたがたを招きにふさわしいものとしてくださり、また、その御力で、善を求めるあらゆる願いと信仰の働きを成就させてくださるように。(2テサロニケ1:11)

 パウロはテサロニケのユダヤ人集会所で福音を伝えました。その時、そこに集まっていた多くの人たちが福音を信じました。しかし、そのことがユダヤ人のねたみを引き起こし、それ以来、激しい迫害に悩まされ続けていました(使17章参照)。

 パウロは、迫害に耐えて信仰を守り続けてきたテサロニケ教会の信徒たちのすばらしい証しに、この上ない感謝の言葉を送りました。使徒たちが「イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜」んだ(使5章41節)のと同じだからです。

 そしてパウロは祈りました。「招きにふさわしいものとしてくださるように」。この「招きにふさわしいもの」とは、何でしょうか。それは、やがて、御国の民として完成することです。私たちは栄光の衣に身を包む者となるのです。

 しかし、この地上では、苦難があります。私たちは、この地上では、主の名のための痛みをも、恵みとして賜っているのです。それが「招きにふさわしいもの」なのです。やがて、栄光の衣に身を包む者となるので、苦難の中でも主の御力によって耐えることができます。