2014年1月1日(水)詩編96編 諸国の民よ、主を崇めよ


新しい歌を主に向かって歌え。
全地よ、主に向かって歌え。(詩編96:1)

 新しい年を迎え、人びとは神仏に一年の幸いを祈ります。そのような中、キリスト者は自ら主を礼拝しつつ、人びとにも主を賛美するように訴えます。なぜなら、諸国の民の神々はすべて空しく、主こそが天地を創造されたお方だからです(5節)。また、主こそが真の救いをもたらすお方だからです(2節)。さらに主こそが、今もすべてを治めておられるお方だからです(10、13節)。

 礼拝のたびごとにキリスト者は、主の創造の御業、救いの御業、御支配の御業を現実のものとして味わいます。それを味わったなら、諸国の民に、その主を礼拝するように訴えます。

 この詩は、伝統的にクリスマス・イブとクリスマスの日に用いられてきたと言われます。新約の神の民は、イエス・キリストの到来を、この詩に重ねて賛美しました(13節)。

 この年も、この日本の地に、いや世界の地に、新しく主イエスを知って、新しい歌を主に向かって歌う人びとが増え広がるように。そのことを祈り求めつつ、礼拝し、伝道しましょう。