2013年12月20日(金) ルツ2章 主は、あなたの憐れみを祝福する


ボアズはルツに言った。
「わたしの娘よ、よく聞きなさい。よその畑に落ち穂を拾いに行くことはない。ここから離れることなく、わたしのところの女たちと一緒にここにいなさい。」(ルツ2:8)

 きょうの御言葉は、ボアズのように人に憐れみ深く、親切であるべきことを示しています。特に、お返しができないような人に憐れみ深く親切にすることを、主は喜び、何倍にも祝福してくださいます。

 ボアズは、その地で名だたる人でした。他方、夫を失ったルツは、モアブという外国人の女性です。当時、モアブがイスラエルを苦しめたこともありました。ルツは、「この人に親切にしても何になるのだろう」と思われても仕方ない立場に身を置く人でした。

 ボアズは、そのルツに対して、彼女が、落ち穂を拾いやすいようにしたのです。外国人の落ち穂拾いは認められていましたが、ボアズはルツをまるで身内のように配慮して親切にしたのです。

 主は、ボアズのこのときの憐れみを大いに祝され、後にボアズはルツと結ばれ、やがてその子孫にダビデが、さらにイエス・キリストが誕生します。

 主は私たちに求めています。「隣人を自分のように愛しなさい」(マタ19章19節等)。その業は30倍、60倍、100倍に祝福されるでしょう。