2013年11月2日(土)2ペトロ3章 主イエスの再臨


愛する人たち、わたしはあなたがたに二度目の手紙を書いていますが、それは、これらの手紙によってあなたがたの記憶を呼び起こして、純真な心を奮い立たせたいからです。(2ペトロ3:1)

 3章では心を惑わす偽教師の教えの問題を取り上げ、主の再臨を覚えて、日々を歩む大切さを語っています。

 主イエスは、栄光の内に再臨されることを約束してくださり、そして教会は、キリストの力に満ちた再臨を語ってきました(1章16節)。しかし、いつまで経っても、まだ主の再臨に至らないことを思う時、思わず緊張感を失うことはないでしょうか。偽教師たちは、この弱さを突いたのです。キリストの再臨を否定するのみならず、キリストの再臨を待ち望んで誠実に生きている人々を嘲りました(3、4節)。こうした偽教師の教えが教会に入る時、礼拝は輝きと命を失います。主の再臨の時に、神の御前に立つという意識が薄れると、私たちの礼拝生活が良い意味での緊張感を失いやすくなるからです。

 主は、思いがけない時に再び来ると仰いました。また、私たちの個人的終末である死も、いつ来るか全く分かりません。その時が来た時、私たちは一人で神の御前に立ちます。主の御言葉に固く立ち、純真な心を奮い立たせて、主と共に、この世の生活を歩み通しましょう。