2013年8月29日(木)士師17章 正しい礼拝を求めて


そのころイスラエルには王がなく、それぞれが自分の目に正しいとすることを行っていた。(士師17:6)

 イスラエルにまだ王がなかった時代のことです。人びとは、それぞれが自分の目に正しいとすることを行っていました(6節)。そのため、神を礼拝する方法も混乱していました。ここに登場するミカも混乱した礼拝を行っていました。

 ミカは、自分の家に神を礼拝する場所を持っており、そこで、自分の息子の一人を祭司とし、礼拝をささげていました。ある日、ミカの家に、ベツレヘムから一人のレビ人の若者がやってくると、このレビ人に自分たちの祭司になってもらうように頼みました。モーセの律法では、レビ人は神から祭儀の務めを手伝うことをまかされていましたが、ただアロンとその子らだけが祭司に任命されました。ミカは自分の息子が祭司を務めるよりは、レビ人なら誰でも良いと考えたのでしょう。レビ人が自分の祭司となってくれたことを心から喜びます。

 しかし、そのことは、聖書の神には、人がそれぞれ自分の目に正しいとすることを行っているとしか映りません。神は、人が神を正しく礼拝することを望んでおられます。