2013年8月14日(水)ゼカリヤ9章 平和の王


見よ、あなたの王が来る。
彼は神に従い、勝利を与えられた者
高ぶることなく、ろばに乗って来る
雌ろばの子であるろばに乗って。
わたしはエフライムから戦車を
エルサレムから軍馬を断つ。
戦いの弓は断たれ、
諸国の民に平和が告げられる。
彼の支配は海から海へ、
大河から地の果てにまで及ぶ。(ゼカリヤ9:9-10)

 きょうも聖書が教える平和について考えを巡らせましょう。

 私たちに与えられるメシアは、どういうお方でしょうか。それは、ろばの子に乗って来る「平和の王」です。 ヨハネ福音書12章15節にこうあります。「シオンの娘よ、恐れるな。見よ、お前の王がおいでになる、ろばの子に乗って」。棕櫚の日曜日、すなわち、受難週のはじめの日曜日、イエス・キリストは、私たちの王としてエルサレム入城をはたされます。その時、イエス・キリストは、戦いの象徴である「軍馬」ではなく「ろば」に乗ってエルサレムに入城されました。このエルサレム入城は、上記の聖句のとおり、ゼカリヤ書の預言に基づいています。メシアによって、「諸国の民に平和が告げられ」ます。メシアは、「戦車」や「軍馬」を絶たれます。平和の支配は、やがて「海から海へ、大河から地の果てにまで」及びます。

 主イエスの勝利は、受難日に十字架につかれたことにあります。イースターの復活にあります。メシアである主イエスを、諸国の民に平和を告げる、私たちの平和の王として、お迎えしましょう。