2013年6月8日(土)2テモテ3-4章 善き生活へと導く神の言葉


聖書は、すべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。(2テモテ3:16-17)

 毎日、テレビ、新聞、インターネットから情報が洪水のように押し寄せます。時代の中で生み出されていく言葉の渦は、時に人の心を歪め、過ちへと迷わせ、心を蝕んでいきます。死へと誘導することさえあります。

 情報の荒波にもまれる私たちには、死の危険から守ってくれ、溺れたときには助けてくれる、救命ボートがなくてはなりません。神は、私たちを守り、生かすために、聖書という救命ボートを与えてくださいました。

 永遠不変の命の言葉は、偽りに囲まれる私たちの歩みを真実の光によって照らしてくださいます。風のように変わりやすい悪しき言葉から、私たちを守り、導いてくださいます。私たちの衰える魂に命の灯を与え、いかなる苦難の時も、試練の時も、恵みによって満たしてくださいます。

 神の息が吹き込まれた聖書の言葉は、時が経っても決して色あせることはありません。聖書に触れる私たちの内に、キリストの命の泉をあふれさせ、善き者としての素養を豊かに育くんでくださいます。