2013年6月1日(土)ヤコブ5章 祈り、祈られる絆


あなたがたの中で苦しんでいる人は、祈りなさい。喜んでいる人は、賛美の歌をうたいなさい。…信仰に基づく祈りは、病人を救い、主がその人を起き上がらせてくださいます。その人が罪を犯したのであれば、主が赦してくださいます。(ヤコブ5:13,15)

 私たちは、祈りを通して神に近づくことができます。祈りは、私たちと神とをつなぐ絆です。イエス・キリストの十字架の血によって開かれた父なる神への道は何ものによっても閉ざされることはありません。私たちは、苦しんでいる時も、喜んでいる時も、病の床にある時も、健康な時も、いかなる境遇にあっても祈ることができます。これは、神が私たち主の民に与えてくださった最高の恵みであり、特権です。

 主の目はいつも、主を信じる者の上に注がれています。私たちは、祈りを通して、全能の神がすべてを最善へと導いてくださるという絶対的な信頼をもって、あらゆる境遇に対処する力と知恵をいただくのです。

 また、自分のためだけでなく、兄弟姉妹のことを心にかけ、特に病気の人や「真理から迷い出た者」(19節)のために祈る、とりなしの祈りもあります。「信仰に基づく祈り」は、大きな力をもって人を救い出し、生かします。私たちは祈り、祈られる体験を通して、神との絆、人との絆を深めることができるのです。