2013年5月11日(土)1コリント14章 教会の建徳のための預言の必要性


愛を追い求めなさい。霊的な賜物、特に預言するための賜物を熱心に求めなさい。(1コリント14:1)

 13章において、パウロは教会内での最も価値ある賜物は愛であることを教えています。また各自に与えられた賜物は、お互いの益のためであることをさとしました。

 しかしコリント教会には、他の人が聞いていても意味がわからない異言で語る人がおり、彼らは、語れない人のことを見下していました。まさに、これは、13章の愛の精神に反する行動でした。当時の異言は自分の徳を高めることはあっても、他の人にはわけがわからない言葉ですので、他者の益とならないばかりか、教会全体の徳を高めることなどできません。

 私たちが与えられている賜物の活用、また教会内での奉仕は、教会の建徳を目指すことをいつも考えて行わなければならないのです。なぜなら教会は、キリストを頭とし、信徒をその一つひとつの肢体として形成する、生ける霊的な愛の信仰共同体だからです。

 教会の建徳は、人々が理解できる言葉で説教が語られ、それが神の言葉として聞かれることにかかっています。