2013年4月7日(日)詩編12編 人にもてはやされるものの中で


主よ、あなたはその仰せを守り
この代からとこしえに至るまで
わたしたちを見守ってくださいます。
主に逆らう者は勝手にふるまいます
人の子らの中に
卑しむべきことがもてはやされるこのとき。(詩編12:8-9)

 いつの時代にも、人々にもてはやされるものがあります。特に今日、情報はあっという間に広がり、世界中の人が一人の人物の言動に一気に注目することがあります。国内だけでも、本当に良いものなのかどうかよくわからないのに、すぐに多くの人が人気商品に飛びつくことがしばしばあります。

 このような時代には、人の心理をたくみについて勝手にふるまう者が出てきます。その人は、天ですべてを見ておられる方がいないかのようにふるまっています。人がこの世でもてはやされるものに惹きつけられていると、悪しき者はその隙をついて惑わします。

 主に従う者も、うっかりするとそのような風潮に振り回されてしまう恐れがあります。真の神から目をそらしていると、卑しむべきことが価値あるものであるかのように錯覚しやすいからです。

 しかし主はすべての人を見ておられ、特にご自分の民を見守っていてくださいます。主に信頼し、御言葉に目を留めている者は揺るがされることがありません。