2013年3月26日(火)創世記45章 神が遣わしてくださった


「わたしはあなたたちがエジプトへ売った弟のヨセフです。しかし、今は、わたしをここへ売ったことを悔やんだり、責め合ったりする必要はありません。命を救うために、神がわたしをあなたたちより先にお遣わしになったのです。…わたしをここへ遣わしたのは、あなたたちではなく、神です。」(創世記45:4-8)

 ヨセフは、兄たちと再会し、和解を得ることによって、自分のこれまでの筆舌に尽くし難い苦しみが、神の導きに拠るものであることを確信しました。神は、すべての出来事をその恵みの計画に基づいて実現し、私たちに与えてくださるお方です。

 私たちはさまざまな苦難を経験します。苦難はすべて神からの導きであると学んではいますが、必ずしもすぐに納得できるわけではありません。恐らく、ヨセフであっても、その苦難の途中で「あなたがエジプトに遣わされたのは、家族を救うための神の導きなのです」と言われても納得できなかったことでしょう。

 私たちが神の御心の真意を知るには、時が必要です。もしかすると生涯にわたってその真意を知ることは許されないかもしれません。けれども、神が私たちに限りない愛をもって臨んでいてくださること、すべてのことが神から与えられていること、聖書はこれらのことを教えています。私たちの毎日が神の愛の計画の中にあることを心に留めて日々を送りましょう。