2013年2月24日(日)詩編7編 心とはらわたを調べる方の前で


心とはらわたを調べる方
神は正しくいます。
心のまっすぐな人を救う方
神はわたしの盾。(詩編7:10-11)

 ゆえなく追い迫る者に脅かされている人の祈りです。彼は、自分が不当に命を狙われていることをご存じの主が、自分に味方してくださることを信じて祈っています。

 確かにこの世では、ゆえなく不法な業によって苦しみを受ける主の民がいます。私たちの目にはすべてを見通せないことが多々ありますが、しかし必ずすべてを正しく裁く神がおられます。なぜなら、神は人の心とはらわたを調べ、その人の内に何があるかを見極めることがおできになるからです。

 そのような神の前にあることを知る者は、自分が神の前に罪人であることも知っています。しかしそれを認めて主に依り頼み、へりくだる者は、神に従う人と呼ばれます。心のまっすぐな人とは、とにかく心を神に向け、神を見上げて従おうとする人です。

 それは決して独りよがりに自分の正しさを過信することではありません。自分も他の人も、この世のすべてをも正しく裁く主を信頼します。そして自分の心を主に明け渡して生きるのです。