2013年2月19日(火)創世記26章 平和な人に未来がある


その夜、主が現れて言われた。
「わたしは、あなたの父アブラハムの神である。
恐れてはならない。わたしはあなたと共にいる。
わたしはあなたを祝福し、子孫を増やす
わが僕アブラハムのゆえに。」(創世記26:24)

 かつて父母が、カナンの地に入るやいなや飢饉に遭遇したように、いまや息子夫婦も、双子との生活が安定しかけた矢先、飢饉に見舞われます。先代の時と違って「エジプトへ下るな、カナンに留まるなら祝福する」と神から約束されたイサクでしたが、ペリシテ人の土地に寄留する際、妻リベカを妹と偽る用心深さは父親譲りでした。

 主がイサクを祝福されたので、彼は収穫と財産に恵まれ、富み栄えます。それが土地の人々の妬みを買い、寄留地から立退きを迫られます。妬みを避け、別の場所で井戸を掘り当てる度に、周辺住民との争いや敵意に遭います。争いと敵意を避け、さらに別の場所に井戸を掘り当て、ようやく生活用水を確保できました。

 イサクが「主は広い場所を与えてくださった」と祈ると、主は祝福を確約なさいます。「恐れるな、わたしはあなたと共にいる」と。彼のように祈る人(詩18編19-20節、31編8-9節)、イサクのような平和な人(詩37編37節)には未来があります。