2013年2月5日(火)創世記19章 救出


こうして、ロトの住んでいた低地の町々は滅ぼされたが、神はアブラハムを御心に留め、ロトを破滅のただ中から救い出された。(創世記19:29)

 アブラハムの天幕を訪れた客人の目的は、「ソドムとゴモラの町の非常に重い罪」を偵察することでもありました。アブラハムは、主の御前に立ち、「町に50人の正しい人がいたら」と執り成します。その数はさらに減り続け、その結果、主は「10人の正しい人のために町を滅ぼさない」と言われます(18章)。

 甥のロトは、ソドムの町に来た御使いを強いて自宅に招きます。それを知った町の男たちは押しかけ、客人を引き渡すように要求します。御使いたちは、町を滅ぼすために遣わされたことをロトに告げます。主は、逃げることをためらうロトを憐れみ、彼とその家族の手を取って、町の外に避難させます。太陽が地上に昇った時、主は天から火を降らせ、「低地の町々は滅ぼされ」ました。

 アブラハムは祈り続けていました。彼は「その朝早く起きて、主と対面した場所へ行き」、町の様子を見下ろします。神は、祈り執り成す「アブラハムを御心に留め、ロトを破滅のただ中から救い出された」のです。